sponsored

三井造船と戸田工業が合弁設立した正極材メーカーのM&Tオリビン(株)(千葉県市原市八幡海岸通1、代表清算人:清田道隆)は7月13日、千葉地方裁判所において、特別清算の開始決定を受けた。

負債額は約40億円。

(資本金4億9千万円+資本剰余金4億9千万円の計9億8千万円も紙切れに)

 同社は2013年4月にリチウムイオン電池正極材をEVやPHEV向けに市原工場を稼動開始させたが、競争激しく、単価競争から、事業にはならなかった。

こ うした分野は、よほど強力なパテントを有しなければ、韓国・台湾・中国がすぐ真似、すぐ事業化し、商売にはならない。 国際パテントをとったとしても内容が開示され、逆に真似し安くなる。また、中国では国際パテントのほとんどが実質通用しない。中国であっても当然パテント 裁判では勝つが、勝てば当局から実質貿易圧力=制裁が下される。真似できない代物しか商売にはならない。 

中国の産業界は、国の強力な保護下にあり、世界の常識は通用せず、それを逆手に取る台湾・韓国勢のようなシタタカサがなければ中国勢とは対等には勝負はできない。