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アメリカでは内視鏡さえ、感染症の疑いで大問題になっているさなか、国 立神戸大学医学部付属病院は30日、国の通知に反して2010年度以降、血管に挿入する使い捨てのカテーテル(細い管)を患者296人に再使用していたと 発表した。ウイルス感染など健康被害は確認されていないという。

 同病院によると、カテーテルは不整脈などの手術で使用している。10年度以降に手術を受けた1929人のうち、病状などから通常の手術で使う本数(新品3~4本)以上が必要となった296人に対し、滅菌したうえで追加分に充てていた。

病院側の費用負担を抑える目的で以前から行われ、他に41人に使われた可能性もあるという。
 このカテーテルは、メーカーが利用を1回限りと規定。厚生労働省も07年と14年に、医療器具についてメーカー指定の使用方法を守ることなどを通知していたが、現場で徹底されていなかった。
今年5月に院内で問題化し、現段階で追跡できる10年度以降を調査した。
以上、

研究機関の一面を持つ大学病院であるが、利益を最優先させる厚労省、大学病院では、医薬品メーカーから協力金が取得できる臨床試験での不正などが多発するようになってきている。