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0805_05.jpg5日午前9時頃、山口県山陽小野田市小野田の「中国アセチレン」小野田工場で、爆発音とともに鉄骨平屋の建物が黒煙を上げて炎上する火災があり、同工場の男性従業員(34)が顔に軽いやけどを負って市内の病院へ搬送された。

県警によると、工場内には当時、6、7人の従業員がいたという。宇部・山陽小野田消防局が消火にあたっているが、正午現在、鎮火していない。
近隣の住民によると何回にもわたり爆発音が聞こえたという。
工場は、製造しているアセチレンガスに引火していてガスが燃え尽きるまで現場近くに立ち入れず、鎮火までは時間がかかる見込みだという。
同工場では鉄鋼の溶接などに使う可燃性ガスのアセチレンを製造し、ボンベに充填なども行っているという。
 何が原因で引火したのかも含めまだ火災原因は不明。

現場は市役所の南約4キロの工場地帯で、近くには住宅街もある。
付近を走るJR小野田線は同9時15分頃から列車の運転を見合わせている。
中国電力山口支社によると、火災直後、付近の民家など約120戸が停電した。
なお、中国アセチレン(株)は上場の小池酸素工業の子会社。