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1、 総合指数は2010年(平成22年)を100として103.9
    前月比は0.2%の上昇  前年同月比は0.2%の上昇

2、 気象に左右される生鮮食品を除く総合指数は103.4
    前月と同水準  前年同月比は▲0.1%の下落

3、 食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数は101.5
    前月比は0.3%の上昇  前年同月比は0.8%の上昇

総務省が25日発表した8月の全国消費者物価指数(CPI、2010年=100)は、生鮮食品を除く総合が103.4と、前年同月比0.1%下落した。
2013年4月以来、2年4ヶ月ぶりの下落に転じた。7月は横ばいだった。
 
食料・エネルギーを除く「コアコア」のCPIは101.5と0.8%上昇した。
生鮮食品を含む総合は103.9と0.2%上昇した。
 
同時に発表した9月の東京都区部のCPI(中旬速報値、2010年=100)は、生鮮食品を除く総合が101.9と▲0.2%下落した。生鮮食品を含む総合も▲0.1%下落した。

以上、
・原油価格が超円安(昨年8月平均102円⇒今年8月120円)にも関わらず前年比で相当下がっており、そうした中で総合指数が上昇している。

・生鮮除く、エネルギーを含めた指数は原油価格の値下がりを反映したのか下落している。
ただ、食料とエネルギーを除いた場合は値上げが浸透しているのか上昇している。
・当調査では、超円安による輸入農産物を使用する加工食材・食品の値上がりが、前年比で急ピッチに進んでいるものの、どこに反映しているのか見えづらいものとなっている。