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16日未明、小規模爆発が観測された桜島、これまで山腹の膨張など記録され、大爆発が心配されたが、その後、膨張は納まり最近は静まりかえっていた。噴煙が上がらぬ桜島は逆に心配されるものだが、再びエネルギーを放出させてきたようだ。

3千m~5千mの高さまで、これまで何回ともなく爆発して噴煙を上げてきた桜島、その程度の爆発は今後も続くと見られる。
15日には、霧島連山御鉢(火山)の火口直下でも火山性地震が観測されている。

<口永良部・桜島・新燃岳・阿蘇は霧島火山帯に属する>
霧島火山帯は、最近爆発した口永良部島から桜島・阿蘇山に至り、大昔は、破壊的大爆発により鬼界カルデラ(薩摩硫黄島、口永良部島)、阿多カルデラ(開聞岳)・姶良カルデラ(桜島)・阿蘇カルデラ(南北25km/東西18km)を形成してきている。
 ただ、火山学者はいつどこで破壊的な火山の爆発があるかは予見できないとしている。そのため、九州では、雲仙、阿蘇、久住、霧島・桜島など各地の活火山を対象に、気象庁や大学が観測し続けている。

桜島昭和火口の火焔現象17日00時14分ころ(火山カメラ) 
桜島昭和火口の火焔現象17日00時14分ころ(火山カメラ) 

17日午前4時27分ころの阿蘇山の様子(火山カメラ)
17日午前4時27分ころの阿蘇山の様子(火山カメラ)

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