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1128_01.jpgコンクリートパイル建設技術協会は27日、旭化成建材を除く会員41社が過去5年間で行った杭打ち工事について、調査結果を公表した。

これまでに確認が終わった2,845件の工事のうち、22件でデータ改ざんが見つかったという。
同協会は、11月19日までに自主点検対象約12,000件に対して2,388件の検証を終えたと発表していたが、その結果は明らかにしていなかった。

その後、点検予定が3,415件(自主点検を含めると19,765件)となっていた。
改ざんが見つかったのは、確認が終わった2,845件のうち、次の6社の22件でデータ流用が見つかったという。

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<会社別>
ジャパンパイル・・・・13件
前田製管・・・・・・・・・・3件
NC貝原コンクリート・・2件
中部高圧コンクリート・2件
日本コンクリート工業・1件
三谷セキサン・・・・・・・1件

<建物内容別>
22件の内訳は、
公共施設・・7件
学校・・・・・・3件、
医療・福祉施設4件
集合住宅・・・1件
オフィス・・・ 1件
工場・・・・・・・2件
その他・・・・・3件
協会はこの22件の安全性について、各社に報告を求めている。

なお、
点検予定物件数3,415件に対する調査済み2,845件の調査進捗率は83.3%。
自主点検含む総件数19,765件に対する2,845件の調査進捗率は14.3%となる。
自主点検を含めた場合の調査進捗率は14.3%に過ぎず、国交省では年内をめどに中間とりまとめができるようにするとしている。