大正年間創業の老舗土木工事会社の（株）池畑組（鹿児島市上福元町３２１３－９、代表清算人：赤松稔）は１１月２４日、鹿児島地方裁判所において、特別清算手続きの開始決定を受けた。

負債額は約５億円。

同社は、兄弟会社の池畑産業（株）とともに平成１６年１０月に負債合計額約１００億円を擁して民事再生を申請、２０１０年４月に民事再生を終結させていた。

しかし、２００９年に発覚した鹿児島県ぐるみのマリコン談合事件に連座、その後指名停止を受け、受注不振が続き、今回の措置となった。民事再生申請前には８０億円以上の売上高を計上していたが、最近は１０億円も割り込んでいた。同社は、北九州と鹿児島を営業基盤としていた。