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精密機械部品製造の(株)テラマチ(愛媛県西条市丹原町池田1261、代表:寺町昌則)は1月19日、申請処理を岡本林弁護士(電話089-909-7155)に一任して、松山地裁西条支部へ民事再生法の適用申請をした。

負債額は約30億円。

 同社は昭和8年に螺子製造会社として創業、その後、精密機械部品製造を行い、平成24年3月期には約44億円の売上高を計上していた。しかし、リーマンショックにより受注環境が激変、受注減少などから採算性が悪化、平成27年3月期には約12億円の売上高まで落ち、赤字経営を余儀なくされるようになっていた。

同社は、小惑星探査機「はやぶさ2」の部品加工に携わるなど、地方にありながら、下町ロケットを地で行っていたが、現実は厳しかった。

技術を持つだけに再生してもらいたいものだ。