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経産省が29日発表した1月の鉱工業生産指数(速報値、2010年=100、季節調整済み)は前月より3.7%高い99.8となり、3ヶ月ぶりに上昇した。

半導体製造装置や普通乗用車などの生産が復調した。生産についての基調判断は「一進一退」で据え置いた。

全15業種中、半導体製造装置などの「はん用・生産用・業務用機械工業」や普通乗用車など「輸送機械工業」など12業種で前月を上回り、「化学工業」「石油・石炭製品工業」の2業種で低下、「窯業・土石製品工業」が横ばいだった。

 一方、2月については、前月比▲5.2%減を予測している。中国や台湾のスマートフォン工場などが旧正月に当たる春節で生産を休止したほか、トヨタ子会社の愛知製鋼での工場事故によりトヨタが生産を停止したことが影響するとしている。
 トヨタは3月に回復するものの、iPhoneなどのスマホの供給体制は需要低迷から見通しが読めていない。