同社は、2016年1月期の決算について、次のとおり説明している。
1、ファミリーマンション販売事業
福岡市、横浜市で販売活動を行い、完成在庫及び当期完成の4物件(福岡市、横浜市)の引渡しを行い、戸建て、中古マンションも含め、合計106戸(前期は103戸)の引渡しとなった。
その結果、売上高 34億06百万円(前期比22.9%増)となったものの、次期完成予定の3物件(福岡市、久留米市、熊本市)の販売活動を進め、販売費を使用したことから、部門営業利益 は2億67百万円(前期比▲41.3%減)となった。
2、資産運用型マンション販売事業
引 渡し戸数は、新築213戸及び中古35戸の合計248戸(前期は202戸)と伸長し、売上高 37億07百万円(前期比25.6%増)、部門営業利益 4億80百万円(前期比28.1%増)となった。また、当期に4物件(福岡市)を完成させたほか、次期以降完成予定の5物件(福岡市)の開発を進めてい る。
3、不動産賃貸管理事業
新規物件の完成等に伴い管理戸数は2,234戸(前期は1,972戸)。資産運用型マンションの引渡しに伴い賃貸管理収入が順調に増加したものの、商用及 び住居用の賃貸ビル1棟の売却等に伴い賃貸収入が減少した結果、売上高 3億12百万円(前期比▲2.8%減)、部門営業利益 1億10百万円(前期比▲9.6%減)となった。
4、ビルメンテナンス事業
マンション管理業、保守・点検業を継続して行い、売上高 1億13百万円(前期比0.9%増)、部門営業利益は3百万円(前期は子会社化に伴うのれんの一括償却により、損失▲ 10百万円)となった。
5、その他の事業
不動産仲介業が好調に推移したほか、販売用土地(福岡市)を売却し、売上高 3億78百万円(前期比76.2%増)、部門営業利益 1億51百万円(前期比234.5%増)となったとしている。
以上、
同社は、不動産業界にあって、バブル化しない経営を貫いている。
連結/百万円
|
売上高
|
営業利益
|
←率
|
経常利益
|
当期利益
|
13/1期
|
4,568
|
354
|
7.7%
|
328
|
176
|
14/1期
|
5,681
|
575
|
10.1%
|
553
|
317
|
15/1期
|
6,371
|
744
|
11.7%
|
693
|
446
|
16/1期
|
7,918
|
780
|
9.9%
|
691
|
491
|
16期/15期比
|
24.3%
|
4.8%
|
|
-0.3%
|
10.1%
|
17/1期予想
|
8,759
|
948
|
10.8%
|
847
|
513
|
17期予/16期比
|
10.6%
|
21.5%
|
|
22.6%
|
4.5%
|
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