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明治時代創業でカバンや洋傘卸の山一 (株)(資本金8000万円、愛知県名古屋市中区錦1-7-28、代表岩崎泰典氏ほか1名、従業員43名)は、3月4日に事後処理を小川晶露弁護士(名古 屋市東区泉1-21-27、さくら国際特許法律事務所、電話052-953-4750)に一任、自己破産申請の準備に入った。

負債額は約35億円。

 同社は明治17年創業の鞄、洋傘卸業者。2014年に洋傘卸のマルト長谷川を買収し、吸収合併していた。自社ブランドの「actus color’s」のトラベル用バッグや洋傘を主に百貨店や量販店に卸、平成27年10期も約48億円の売上高を計上していた。しかし、中国で生産していたため、労務費の高騰や超円安により輸入コストが大幅に上昇、折からの消費不況で価格転嫁もできず採算性を悪化させ、今回の事態に至った。

 以上、

 超円安で政権と投資家は大喜びしているだろうが、こうした泣いている企業も山ほどある。