神奈川県警は２５日、高齢者の男性の自宅のリフォーム工事で実在しない会社を名乗り、クーリングオフ制度も説明せずに契約させたとして、横浜市都筑区のリフォーム会社「ライフコンセプト」の社長、久保田健太郎容疑者（４２）ら３人を逮捕した。

警察は、高齢者を相手に「このままでは地震で家が潰れる」などと嘘を言って必要のない工事を繰り返し、約２億円を不正に売り上げていたとみて調べている。

久 保田社長らは今年１月、横浜市の８６歳の男性に「東洋ハウスメンテナンス」という実在しない会社を名乗って、一定の期間内であれば契約を解除できるクーリ ングオフ制度についても説明せずに１６万円あまりの換気扇の工事を違法に契約させたとして、特定商取引法違反の疑いが持たれている。３人は容疑を認めてい るという。

３人は、今回被害にあった男性以外にも高齢者の住宅を回り「このままでは地震で家が潰れる」などと嘘を言って、必要のない工事を繰り返していたとみられるという。

警察は、３人が横浜市や東京・町田市などの高齢者を中心にこれまでの５年間に、約２億円を不正に売り上げていたとみて調べている。

ライフコンセプト（株）／神奈川県横浜市都筑区佐江戸町８２３－１－１０７