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大阪大の山下俊英教授(神経科学)のチームが、注意力や落ち着きがなくなる注意欠陥多動性障害(ADHD)などの神経発達障害は、特定の遺伝子が重複して存在すると引き起こされることを、マウスの実験で突き止め、5日付米専門誌電子版に発表した。

 人でも発症原因になっているとみられ、この遺伝子をターゲットにした新しい治療法の開発に役立つ可能性があるという。

チームによると、神経発達障害が染色体の一部分の重複により生じることは既に報告されていたが、詳しいメカニズムは不明だった。