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巨額買収の米スプリントが軌道に乗らず金喰い虫に、これでは社長を辞められませんと孫社長は、60歳引退発言を翻し続投宣言。その煽りを喰ったのが次期社長として孫社長自らが招聘したアローラ副社長だった。アローラ氏は社長になれなければ辞めますとあっさり退任した。

実質スプリント社買収の失敗も、投資先の中国アリババの上場で、余りある資産を形成し、不問に付されている。

そうした中、米ブルームバーグは29日、ソフトバンクグループの副社長を22日に退任したニケシュ・アローラ氏に、利益相反の行為があったとする外部からの指摘を受けて、米証券取引委員会が同社を調査していると報じた。

アローラ氏が投資会社のアドバイザーを兼務していたことについて、ソフトバンクの株主が利益相反にあたると申し立てていた。

報道によると、調査は予備的に行っており、不正行為があったと判断したわけではない。

同社は「取締役会の独立役員で構成する特別調査委員会が調査を実施し、内容は評価するに値しないと結論付けた」とコメントしているという。

 アローラ氏は、孫正義社長の後継者として迎え入れられたが、突然退任した。