歯科用医療機器製造の（株）ニツクス（東京都文京区本郷６－１１－９、代表：田中弘之）は７月２９日、東京地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、厚井乃武夫弁護士（電話０３－３２５６－８４３４）が選任されている。

負債額は約６億５千万円。

同 社は昭和４９年３月設立された歯科用医療機器製造業者。歯科医療用自動現像機やＸ線防護素材など機械など製造していた。以前は約１４億円の売上高を計上し ていたときもあったが、歯科医院の乱立時代が終了、閉鎖された医院の機械がリース会社から別の医院に納品されたりして新規需要が減少し、最近では４億円台 まで売上高が落ち、経営不振に陥っていた。