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独医薬製薬・化学大手のバイエルは14日、遺伝子組み換え種子の開発などに強みを持つ米農薬メーカー大手モンサントを、660億ドル(約6.8兆円)で買収すると発表した。

バイエルによる6月時点の買収提案額は537億ドルだったことから、22.9%高くなっている。

1株あたりの買収額は、5月9日の終値に約44%を上乗せした128ドル。両社の経営陣は、全会一致で賛成しているという。

農薬分野に強いバイエルは、モンサントを傘下に入れることで、世界最大の種子・農薬メーカーとなる。
ただ、両社は重複する分野を抱えており、独占禁止当局の承認を得られるかどうかが焦点となる。
バイエルの2015年12月期の連結売上高は46.3十億ユーロ(約5.3兆円)
モンサントの2015年8月期の連結売上高は15.0十億ドル(約1.5兆円)