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住民反対エコセンターの(株)イズミ環境(東京都八王子市南大沢3-24、代表:松山政治)は11月10日、申請処理を綱島正人弁護士(電話03-3343-3984)ほかに一任して、東京地方裁判所へ民事再生法の適用申請をした。

負債額は約15億円。

同社は平成21年4月設立された食品廃棄物、剪定枝などを原料に堆肥製造する「八王子バイオマス・エコセンター」の運営会社。

センターは、鉄骨造で延床面積3488.87平方メートルの工場、平成24年8月から稼動させたものの、悪臭により住民運動に至り稼動停止、同社は改善を図り再稼動させたものの住民運動は収まらないなか、今回の事態に至った。

同社には、施設開設に当たり農水省から8億7千万円の補助金が出ている。

負債のほとんどは金融機関からの借り入れと見られ、補助金と借入金を合計すればかなりの資金が投入されていることになる。反面、資本金があまりに少ないように思えるのだが・・・。

民事再生されるかどうかは住民運動しだい、こうした問題では、議員にとって票が一番なことから、議員のほとんどが住民になびく傾向にある。なんでも反対では世は動かず、悪臭の問題は、ある程度の妥協点を見つけ政治決着させるしかない。

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会社名
株式会社イズミ環境
所在地
東京都八王子市南大沢三丁目24番地
代表者
代表取締役 松山政治
設立
2009年4月
資本金
600万円(2011年10月現在)
業務内容
一般廃棄物、産業廃棄物の処理およびリサイクル処理事業
堆肥の生産および加工・販売事業
主要取引銀行
多摩信用金庫、埼玉りそな銀行、青梅信用金庫、西武信用金庫
沿革
2009年4月
会社設立。バイオマス資源の再利用・資源化に関する市場調査を行い、事業計画を立てる。
2010年2月
農林水産省 資源循環型地域活力向上対策補助事業に申請、交付が決定する。
2011年10月
設置許可、建築確認等の許認可が揃い、施設建設工事をスタートする。
2012年5月
施設完成
2012年7月
試運転開始
2012年8月
本格稼働開始