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原因は2重マットと見られる。任意に敷いた上部のマットがブレーキ下に入り込み、ブレーキが踏み込めなかったと見る。実際、こうしたことを経験したことがあるが、ブレーキを踏んだはずなのに・・・、減速しない。ありゃなんじゃと冷静にならなければ、間違ったと錯覚して、アクセルペダルを踏みなおしてしまう。ところが逆にスピードが出て、さらに慌てアクセルペダルを踏む悪循環に陥る。
上に敷いた車用マットも裏面はすべり止めがしてあり、日常のズレと乗り込んだ時の足の動きで、ブレーキ下に完全に潜り込み固定されてしまう。そうした現象が生じていたものと見られる。
トヨタが米国で発生させたプリウス暴走事件とまったく同じ現象が生じていたようだ。トヨタの場合は、最初からの搭載マットが固定されていなかったことから、生じたものだった。トヨタは、対策に米国仕様では、マットの固定とブレーキとアクセルペダルの間隔を少し広げた。

今回博多で生じた暴走タクシー事件、福岡市博多区の原三信病院に突っ込み3人が亡くなり、7人が負傷した事故で、捜査当局が、事故直前の走行状況を記録するタクシーの「イベント・データ・レコーダー(EDR)」を解析した結果、ブレーキではなくアクセルが踏まれていたことが分かったと報道されている。
自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で送検された運転手の松岡容疑者(64)は「ブレーキを踏んだが、止まらなかった」と供述しているが、福岡県警は直前にペダルを踏み間違えた運転ミスが、事故原因とほぼ断定し、詳しい経緯を調べている。
以上、

上述のように、2重マットを敷いている人はこうした事故が生ずる危険性を常に内包する。TV告知や車検での検査項目に挙げるなどして、同じような事故が発生しないように、運転席側の2重マット禁止を告知する必要があろう。
今回も単なるブレーキとアクセルの踏み間違いだけで片付けられそうだ。・・・残念。