sponsored

「信玄の隠し湯」として知られる甲府市の老舗温泉旅館の積翠寺温泉『要害』(山梨県甲府市上積翠寺町1003、代表:山本淳仁)は、今後人口減少が予想されることから、施設を維持管理することは難しくなるとして今月末で閉館する。

小説家、井伏鱒二なども愛した120年以上の歴史がある老舗旅館で、温泉は、戦国時代、武田軍の兵士たちが傷を癒したと伝えられていることから「信玄の隠し湯」として知られている。

ここ数年は首都圏を中心に毎年約1万5000人が利用していたが、人口減少を踏まえ、今後、設備投資をしながら施設を維持管理することは難しくなるとして、今月末で閉館を決めたという。

また、4月からは障害者のグループホームや通所施設として運営するという。

露天風呂から見る景色がすばらしい限りの温泉旅館だ。

老舗温泉旅館でありながら、安価な宿で知られるものの、人口減少で先々お客が減ると定期的な改修工事の費用が捻出できなくなると計算したのだろう。