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スーパーゼネコンの大成建設は、今年の春闘で、30代前半までの社員を対象に基本給を引き上げるベースアップを検討している。

また、子育て世帯を支援しようと、23歳未満の子ども1人につき、月1万円、第2子以降は月5000円を支給する新たな手当も導入するとしている。

さらに、新卒者の初任給についても、今春入社する総合職の社員の場合、7月から22万5000円を23万円に引き上げるとしていて、これらの措置を実施した場合、20代から30代の平均で6.7%の賃上げになるという。

今回の賃上げ案について、大成建設は「今後、就労人口の減少が予測される中、優秀な人材の確保につなげたい」としていて、来月、労働組合に提案し、承認されれば、今年7月から実施したいとしている。

同じくスーパーゼネコンの清水建設も初任給の引き上げを検討するなど、若い世代の待遇を改善をはかることで、優秀な人材確保につなげようという動きが活発化している。

残りのスーパーゼネコンの鹿島建設・大林組・竹中工務店は不明。