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櫻島は4月28日、昭和火口で爆発的噴火を2回生じさせ、その後も噴煙を上げ続けている。活動は、これまでの南岳山頂火口から移動し活発化させている。

鹿児島地方気象台によると5月2日午前3時すぎ、鹿児島市の桜島が噴火し、昨年7月以来となる高さ4千メートルの噴煙が上がった。その後も断続的な噴火が続き、同市内では風向きにより、久しぶりに本格的な降灰となった。列車の運行が遅れたほか、市民が道路や車に積もった灰を清掃するなどの影響が出た。
桜島の噴火活動は3月下旬以降、活発化。この日の噴火では鹿児島市北部などが風下(東の風)になり大量の灰が降った。
JR鹿児島駅では線路清掃を行うため午前の列車2本が運休。市街地では風で灰が舞い上がるためマスク姿の人が目立ち、市は路面清掃車と散水車計52台を出動させた。

03日23時16分にも桜島(昭和火口)にも噴火が生じ、上空2千メートルで雲に入り噴煙高度は不明。
以上、報道、気象庁発表など参照

九州では、桜島のほか、阿蘇山、口永良部島の新岳火口でも噴煙が、諏訪之瀬島御岳火口、薩摩硫黄島、霧島連山新燃岳、霧島えびの高原(硫黄山)周辺では火山性地震や微動が観測され、地下エネルギーの活動が引き続き活発化している。

活火山には必ず観測所が設けられ、高価な各種観測機器が設置されているが、火山性地震や隆起活動などにより火山の状況の一面を観測できるものの、具体的に、いつ、どれほどの規模で爆発するのかなどは推測に過ぎず、マグマ溜りの状況などわかるはずもなく、察知できない。
御嶽山では、気象庁と名古屋大学が常時観測体制を敷いていたにもかかわらず、予期せぬ爆発と大惨事を招いた(前兆はあったことから、観光優先の地元に気兼ねして周知徹底しなかった人災でもある)。このように、東日本大震災・熊本大地震同様、予期できるものは極々限られたものでしかない。火山学者や地震学者・地質学者では、原発再稼動に向け、再び動き出した御用学者の意見は活発だが、そのほかはダンマリを決め込んでいる。・・・ご注意を。

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