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40棟のエアドームでレタス水耕栽培の旧(株)ドームファーム北杜の中央商事(株)(山梨県北杜市白州町白須5681-1、代表清算人:藤野高弘)と関連で旧(株)グランパのセントラル商事(株)(同、同:代表清算人)は4月27日、甲府地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。

破産管財人には、松本成輔弁護士(電話055-231-0200)が選任されている。

中央商事は平成24年8月、(株)ドームファーム北杜として設立されたレタスの水耕栽培会社。40棟のエアドーム型ハウスで水耕栽培をしていた。

しかし、ハウス水耕栽培は電子制御されているものの計算どおりにはいかず、初期投資もランニングコストも莫大となり、失敗する企業が非常に多い。補助金狙いのコンサルと機器メーカーの言いなりになり参入しても、基本の農業を知らない人たちが行っており、失敗するのは、当然のことだろう。

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今や、ビッグデータで具体的データを集め、生育制御に生かすことが必要だろう。しかし、農業の基本がわからなければ所詮無理、

大手のガス会社が行っている発電余熱による水耕栽培の総責任者と話したことがあるが、その難しさは半端ではない。

国はいつもの補助金タレ流しで農業の企業参入を図っているが、農家主体ならば問題ないが、異業種の経営者らが、知ったか振りして参入しても、コンサルもまた口ばかりであり、失敗が保証されたようなものだ。