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韓国で、フライドチキンFC店展開の「ホシギトゥマリチキン」のチェ・ホシク会長の女性秘書に対する強制わいせつ事件が発覚して以降、加盟店の売上高が最大で40%も減少したとの分析が明らかになったと報道されている。

被害状況は、金融監督院がこのほど、ホシギの加盟店における決済額を、クレジットカード会社を通じて確認した結果、明らかになった。
それによると、事件が報道された6月5日以降、決済額は前月の同じ曜日に比べ、▲20~40%減少した。
報道直後の7日(水)から9日(金)までは▲約30%減、週末の減少幅は▲20%前後だった。ネット上で「ホシギチキン不買運動」が本格化した12日(月)以降は、減少幅が拡大し、13日(火)には前月比で▲40.5%も落ち込んだ。
事件が報道される前の1日から4日までの売り上げは前月と変わらなかった。

フランチャイズ本社の過ちで加盟店が被害を受けている状況には、法的な補完措置が必要だとの声が上がっている。
本社やその経営陣の個人的問題で加盟店に損害が生じた場合、賠償責任を負うとする「加盟事業取引の公正化に関する法律」(別名ホシギ防止法)の法案が、国会で発議されている状況。

 ソウル江南署は28日、チェ会長を起訴相当として書類送検した。

<事件詳細>
朝鮮日報は当猥褻強要事件について次のとおり報道していた。
韓国のフライドチキンFCチェーン「ホシギトゥマリチキン」のチェ・ホシク会長(63)が、22歳の女性秘書にわいせつな行為をしたとして告訴された。
ソウル江南署によると、チェ会長は6月3日午後6時ごろ、秘書とソウル市江南区清潭洞の日本料理店で、2人で食事をした際に秘書の体を触り、強制的に周辺のホテルに連れ込んだ疑いがもたれている。
ホテル外部の監視カメラには、秘書がチェ会長に引っ張られるようにホテルに入った際、ホテルから出てきた女性3人の助けを受けて逃げる様子が映っていた。

当時の状況を目撃した美術学校講師(28)は、「被害女性とすれ違った際、友人の袖をつかみ、『助けて』と話した。年配の男性が女性の手を握って入っていくのを見て、おかしいと思いホテルに戻った」と証言した。

目撃者は「チェ会長はホテルのカウンターで、片手に決済用のカードを持ち、別の手で被害女性が逃げられないように捕まえていた。
(女性の)大学の同期のふりをして近づき、声をかけたところ、チェ会長がつかんだ手を緩めたため、そのすきに女性は外に逃げた」とも話した。

目撃者によると、チェ会長も女性を追ってホテルから出てきて、タクシーに女性と乗ったが、女性は車内で悲鳴を上げて泣いていたという。

目撃者がタクシーのドアを開け、チェ会長に「降りろ」と告げたところ、チェ会長は酒くさい状態で「その子は同僚なのに何だよ」と答えたという。

目撃者グループは被害女性と警察署に出向き、チェ会長を告訴した。
目撃者によると、被害女性は警察署に向かうタクシー内で「入社3ヶ月の新人秘書だが、週末に会長が食事しようというので、仕方なく出かけた」と話した。

被害女性はトイレに行くふりをして逃げようとしたが、チェ会長がバッグを置いていくように言い、トイレの前で待ち構えるなど、逃げるすきがなかったという。

チェ会長はフライドチキン店を17年前に創業し、加盟店は1000店舗を超え、日本の韓国人街でもある新大久保などにも進出した。

チェ会長は「女性を励ますために食事をしただけで、身体接触はなかった。
女性がふらふらする様子だったので休ませようとした」と主張した。
チェ会長の弁護士は、被害女性の署名入りの告訴取り下げ状を警察に提出したが、警察は強制わいせつが親告罪ではないことから、刑事事件として捜査を続行する構え。

警察は告訴取り下げを申し出た経緯についても調べることにしている。

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