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長崎県新上五島町で2014年に起きた町立中学3年の松竹景虎さん(当時15歳)のいじめ自殺を巡り、両親が長崎県と新上五島町(江上悦生町長)に損害賠償を求めた訴訟は9月4日、いじめ防止措置を怠った学校側の過失を認めた上、新上五島町が和解金4千万円を支払う内容で、長崎地裁で和解した。

松竹さんは3年生になった2013年4月ごろから、同級生に「調子に乗っている」「死ね」と悪口を言われ、無視されるようになった。2014年1月に自宅近くで自殺した。

新上五島町の第三者委員会は昨年1月、「過酷ないじめを受け続け、それが原因で自殺した」との調査報告書をまとめたが、新上五島町は「納得がいかない」とした。それに対し、両親は裁判を起こしていたもの。