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水産加工の(株)ヤマイチ合坂商店(北海道目梨郡羅臼町春日町22-2、代表:合坂貢)と関連の龍華貿易(株)(同、同)および(株)日中商事(同、同)は9月7日、釧路地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、梅本英広弁護士(電話0153-72-5670)が選任されている。

負債額はヤマイチ合坂商店が約16億円。

ヤマイチ合坂商店は、昭和46年創業の地元漁獲のタコ・ホッケ・イカなどの水産物の加工販売会社。

同社は、元々国内販売用の水産加工業者であったが、龍華貿易を平成24年に設立して中国などへの海外販売を強化、平成25年12月期は約16億円の売上高を計上していた。

しかし、その後は、地元でのホッケやイカの水揚げ量の大幅落ち込み、仕入価格高騰、採算性悪化、売上高減少から、資金繰りを急激に悪化させ、工場の操業を停止に至っていた。これまでの工場投資などの資金の固定化も大きかった。