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既報。7月14日に自己破産申請をしていた、老人介護施設等運営の(株)ほくおうサービス(北海道札幌市西区八軒1条西1-3-15、代表:鈴木裕一)とグループで持株会社の(株)ほくおうホールディングス(札幌市西区)、介護事業および福祉用機器販売の(株)ほくおうケアサービス(北海道札幌市西区)、グループホームの(株)福寿草(北海道帯広市)、給食事業の(株)ほっとキッチン(北海道江別市)の計5社は10月6日、札幌地裁において破産手続きの開始決定を受けました。

申請時の負債額は5社合計で約43億円。

破産管財人には、窪田もとむ弁護士が選任されているとのこと。

財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成30年1月25日午後1時30分。

事件番号は平成29年(フ)第1296号・第1297号・第1298号・第1299号・第1300号となっています。

 

既報記事
(株)ほくおうサービスほか4社(北海道)/自己破産申請 創生事業団が破綻後買収へ

ほくおうサービスは平成14年3月に設立された老人介護福祉施設の運営会社。各地に施設を展開し、関連会社の3社でも展開していた。

要介護資格の改悪や介護報酬の引き下げにより、施設間の競争激化、安報酬の人手不足が生じ労務費高騰などにより、平成28年3月期には売上高約27億円、利益は▲5億円近い赤字を露呈し、経営不振に陥っていた。

同社グループは、破綻後、同業で、福岡市の(株)創生事業団が買収し、事業を引き継ぐことになっている。

施設入居の高齢者を引き続き、介護に当たる必要があり、創生事業団にしても、ほくおうグループを破綻させ、債権債務が綺麗な状態にした上で、同社を超安価に取得するメリットがある。