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埼玉県警は、上尾市の島村前市長(73)らが、市のごみ処理施設に関する入札の予定価格を明石産業(株)に漏らしたとして逮捕された事件で、前市長が別の事業の契約をめぐってこの明石産業から現金数十万円を受け取った疑いがあることがわかり、20日にも前市長を受託収賄の疑いで再逮捕する方針。

島村穣容疑者らは、市のごみ処理施設でペットボトルを処理する業務の入札をめぐって、予定価格などをさいたま市の設備管理会社の明石産業(株)に漏らしたとして、10月、官製談合防止法違反などの疑いで逮捕された。

警察は市役所を捜索し、入札の経緯などについて捜査を進めてきた結果、島村前市長が、来年更新される焼却炉の管理業務の契約をめぐって、この業者から現金数十万円を受け取った疑いがあることが捜査関係者への取材でわかった。

警察は、20日にも島村前市長を受託収賄の疑いで、「明石産業」の山田明容疑者(82)と同社社員の伊藤禎甫容疑者(74)の2人を贈賄の疑いで、再逮捕する方針。
この事件では、上尾市議会の田中守前議長(72)が、この業者から現金数十万円を受け取ったとして、斡旋収賄の疑いで逮捕されている。
4人は団子兄弟。