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米グーグルがスポンサーとなってロボットの月面着陸を目指していた月探査レースが、どのチームも賞金を受け取らないまま終了になった。同レースを主催する非営利団体のXプライズ財団が発表した。
同レースには5チームが最終選考まで勝ち残っていたが、大賞の2000万ドル(約22億円)や、別の賞金1000万ドルは、いずれのチームも獲得できなかった。

Xプライズ財団によると、いずれのチームも3月31日の期限までに打ち上げの見通しが立たなかったことに加えて、資金調達が難しく、技術面や規制面での課題も浮上したことから、レースの終了を決めた。
期限は何度か延期されていたが、Xプライズによれば、グーグルから贈呈される賞金は3月までで無効になる。
レースに参加した5チームは、今後も月を目指す可能性があり、Xプライズでは、たとえ賞金がなくてもチームを応援するとしている。

このうち「シナジー・ムーン」のチームは、今も年内に月を目指す計画を進めているほか、非営利団体と連携して年内に有人宇宙飛行を実現させたい意向。
以上、CNN参照

「Google Lunar X Prize 」
民間による最初の月面無人探査を競うコンテスト。実施期間2007年9月~2015年12月31日(2018年3月まで延長していた)。優勝賞金は2千万ドル。

<本戦に残っていた5チーム>
ムーン・エクスプレス・・・米シリコンバレー
チーム・インダス・・・インド
シナジー・ムーン・・・10数ヶ国からなる国際チーム
スペースIL・・・イスラエル
ハクト・・・日本・東京(言い訳なしにMJRと同じく遅々/月面着陸機の手当ても不安定だった)