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警視庁は25日、遺産分割に関して依頼を受けた女性から預かっていた現金約5300万円を着服したとして、業務上横領容疑で、元弁護士の菅谷公彦容疑者(51/東京都中野区松が丘)を逮捕した。

菅谷容疑者は容疑を認めているという。

逮捕容疑は2015年3月上旬までに、遺産分割協議の調停業務を依頼した都内の70代女性からの預かり金約5300万円を横領した疑い。

 他にも複数の依頼者らから少なくとも計八千数百万円を着服しているとみられ、裏付けを進めている。着服した金は飲食代や自身が代表を務めていた弁護士事務所の運営経費などに充てていたという。
 菅谷容疑者は2017年7月、示談金など依頼者からの預かり金計約5700万円を横領したなどとして、東京弁護士会から除名処分を受け、現在、弁護士資格を3年間失っている。