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財務省の発表によると、日本の輸出と輸入の動きを示す先月・5月の貿易収支は、原油の輸入額が増えたことなどから▲5,783億円の赤字と、3ヶ月ぶりの赤字になった。

5月の輸出額は、6兆3,233億円で、中国向けの半導体や液晶製造装置の+23.4%増や、UAE=アラブ首長国連邦向けなど自動車が+7.1%輸出が増加したことから前年より+8.1%増えた。自動車部品は+10.4%増。

一方、輸入額は6兆9,016億円で、原油価格の値上がりが続いたことや、アメリカ向けの航空機の輸入が増えたことから14.0%増えた。原油の輸入高は+28.6%増となっている。航空機の輸入は+264.4%増。

また、アメリカが不均衡だとして問題視している日本のアメリカに対する貿易収支は、▲17.3%減って+3,407億円となり、2ヶ月ぶりに黒字額が減少した。さらに、3月下旬からアメリカのトランプ政権が鉄鋼製品などの関税を引き上げた影響について、財務省は「鉄鋼は、月ごとのブレが大きい製品のため関税の影響については現時点ではわからない」としている。
以上、