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「ホテルガーデンパレス」経営の(株)ホテルガーデンパレス(埼玉県熊谷市佐谷田3248、代表:下田智彦)は6月29日、申請処理を綾克己弁護士(電話03-3271-5140)に一任して、東京地方裁判所へ民事再生法の適用申請を行った。監督員には、鈴木雅芳弁護士(電話03-3597-8855)が選任されている。

負債額は約12億円。

同社は平成18年12月設立のホテルガーデンパレスの経営会社。ホテルは約1万㎡の日本庭園を備えるほか、大宴会場も有し、宴会、婚礼、講演会、宿泊などの開催施設として知名度を有し、平成27年5月期の売上高は約8億5千万円を計上していた。

同社は、平成27年には結婚式場やレストラン棟を新設するなど設備投資には積極的であったが、足元の経営はこうした設備投資に伴う借入が負担となり、さらにこうした設備投資効果も売上高を伸ばすにいたらず、赤字経営が続き、抜本的に財務内容を改善させるため今回の申請となった。

設備投資してから民事再生の申請であり、企業の民事再生申請としては一定評価されようが、焦げ付く金融機関はカンカンだろう。また、一般債権者はかわいそうだ。
なお、同社はサンルートホテルガーデンパレスと表示されている。サンルートと提携しているのか、単なるFC店なのかは不明。

追、同ホテルは民事再生申請であるため、営業は継続して行われている。

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