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中国・新浪遊戯は7月27日、サムスン電子について「なぜ中国でのシェアを落としているのか」とする記事を次のとおり掲載した。

中国市場でサムスンのスマートフォン(スマホ)のシェアが落ち続けている。今年1~3月の出荷台数は月平均100万台に届かず、第1四半期の販売台数は約214万台にとどまった。
ブランド別では、中国国内9位で、中国の消費者の心が離れたことは否定できない。サムスンはかつて、中国スマホ市場で王者に君臨し、シェア20%を誇っていた。

凋落の原因は、いくつかある。
1、まず「ギャラクシーノート7」の爆発事故。
中国の消費者の信用を一気に失った。

2、価格が高い。
サムスンの中程度の機種の値段なら、中国メーカーのハイエンド機種を買える。価格が高いことはブランドイメージを維持することにもつながるが、サムスンは市場圧力に負けて値下げする悪循環にはまっている。

3、中国の消費者に対する研究が足りない。
中国での販売戦略に大きな変化はなく、いつまでたっても変わり映えしない。中国の主要な購買層は20代、30代の人たちだ。彼らが欲しがるのは質が良く、最新の技術を取り入れ、個性的なもの。サムスンは彼らの好みに合わせていない。

4、ブランドのイメージが不鮮明。
中国のOPPOなら「きれいに自撮りできて充電が速い」、華為技術(ファーウェイ)なら「技術を追及して研究開発に力を入れる」とイメージが浮かぶ。しかし、サムスンは「老舗の有名ブランド」以外に言葉が出てこないのだ。
これでは誰も買いたくならない。
としている。
以上、

THAAD配備の影響、サムスンブランドというより韓国ブランドという影響を受けたものと見られる。

iPhoneを意識しすぎて、消費者度外視のプレミアム市場での戦いに終始、中価格層・低価格層も同価格帯でのスペックでは中国勢に負けている。

2.3に重複するが、製品は有機ELなど価格を押し上げる最新材料と高いスペックは持っているものの、数年毎に買い換える人たちも多く、消費を喚起するだけの実需スペックとの距離が拡大し続けている。中国の賃金は以前のようには伸びていない。

インド市場でもサムスン製スマホが中国の小米製に首位を奪われたニュースが報じられている。

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