sponsored

韓国では毎年平均して5000件以上の車両火災が発生しているという。BMW車(ほとんどディーゼル車)は、今年27台(7月25日まで)が出火して大問題となっているが、BMWコリアは、販売台数からして決して多い数ではないと開き直る始末。国土交通部も動き、7月26日、やっとリコールに漕ぎ着けた。

韓国での車両火災増は、焼玉エンジンと称せられるほど高熱を発しやすいディーゼル車が多いこと、渋滞が激しいこと、温暖化で夏場の気温が上昇していることなどが挙げられている。
年間5千台以上の炎上する韓国自動車、国土交通部は、メーカーと結託して、安全無視、低価格重視政策でもとっているのだろうか。また海外への輸出仕様とは異なるのだろうか。

<タワー駐車上火災>
韓国では、6日午前10時37分ごろ、江原道江陵市林塘洞の機械式のタワー式駐車場(25階建て、高さ30メートル)から出火し、駐車中の現代自動車の乗用車2台が全焼した。人的被害はなかった。
消防当局によると、焼けた乗用車のうち、1台は現代自動車のグレンジャーで21階部分に停止した駐車リフトに乗っていた。
駐車または出庫のために移動中だったとみられる。もう1台は、現代自の小型車クリックで、21階部分に駐車されていた。2台は並んだ位置にあったことになる。
2台はいずれも駐車のためにエンジンを切った状態だったとみられる。消防当局は全焼した2台のいずれかから出火したとみている。
 駐車場の別の階にあった車は煙で黒くススが付いた以外に被害はなかった。当時駐車場内には30台余りが駐車していた。
構造上、消火に手間取り、6時間後に鎮火した。

火災発生から6時間後の鎮火ならば、火災原因の2台に限らず、駐車中の30台あまりも全焼したものと見られる。

2016年11月6代目のグレンジャー
5代目(2011~2016年)では、2013年12月からハイブリッド車が投入され、バッテリーにはLG化学製のリチウムイオンポリマー二次電池を搭載している。今回火災にあったのがハイブリッド車なのかは不明。

前型グレンジャーでは2013年6月7日、2012年11月以降、HG型グレンジャー2.4Lガソリンエンジンのピストンが、ボンネットを突き抜け飛び出したという報告が、韓国消費者院に3件受付され、同年4月の事故では火災まで発生したという報告があったとされている。

今回は、エンジンを切った状態で駐車中の車両が突然燃え出している。
駐車後に燃料系統の漏れが発生し、エンジン余熱がまだ高く、引火して燃えたか。または二次電池などほかの原因で燃えたか、調査されることになる。

クリックは、小型車で当初は1300CCガソリンエンジン搭載車、最近では1600CCの分もあるようだが、ガソリン車で車両火災事故等の事例は不明。

燃料系統の漏れは、ホース系統の品質問題か老朽化によるもの、あとはバルブ系統からの漏れしかない。自動車用バルブは高い品質レベルが求められている。

(韓国では大手財閥企業であっても、当局の要求基準を勝手に変更して、兵器製造を行うなどして問題を起こすなど、信じられない企業が多すぎる。中小企業ならばなおさらのことだろう)