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畜産業の(株)荻野畜産(山形県尾花沢市大字毒沢771-3、代表:荻野雅人)は9月7日、山形地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、山川孝弁護士(電話023-624-7755)が選任されている。

負債額は約9億円。

同社は昭和40年創業の黒毛和牛の畜産業者。大規模畜舎を構え以前は1000頭以上の牛を肥育していた。しかし、牛肉を海外へ販売省という国家キャンペーンもあり、黒毛和牛の子牛価格が急騰、円安で飼料価格も高騰し、同社は肥育牛を大幅に減らし、平成29年7月期には3億円台の売上高となっていた。大規模畜舎建設の借入金や子牛購入に伴う借入金の負担は重たく、資金繰りにも窮し昨秋、畜舎を閉鎖していた。