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和装・婦人服の(株)吉野藤(東京都中央区日本橋富沢町6-4、代表:荒金昌司)は9月20日事業停止、事後処理を高井章光弁護士(電話03-3519-7800)ほかに一任して、自己破産申請の準備に入った。

負債額は約3億円。

同社は明治8年繊維の富岡市で創業し大正年間に日本橋に移転した和装卸、婦人服販売および催事販売業者。バブル時代には催事販売も好調で360億円以上の売上高を計上していたこともあったが、多角化から不動産事業に手を出しバブル崩壊で失敗、平成13年に民事再生を申請、再建されていた。しかし、本業の売上高が、消費不況の浸透により冴えず、平成30年3月期には11億円台の売上高まで落ち、コスト増を吸収できず資金繰りに窮するようになっていた。

歴史の趨勢。