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昭和5年創業の鮮魚小売業者(株)益伸水産(福岡市中央区長浜3-14-1、代表:田島益次)は9月27日事業停止、事後処理を福永光太郎弁護士(電話092-714-2000)ほかに一任して、自己破産申請の準備に入った。

負債額は約1億円。

同社は昭和5年創業の鮮魚小売業者。九州各県のスーパー内で鮮魚や冷凍食品などを販売し、以前は10億円以上の売上高を計上していた。

しかし、長期消費不況で売れなくなり、アベノミクスでさらに1億人働けと非正規雇用を拡大させ共稼ぎ世帯を増加させたことから、夕食の調理に面倒しい魚は敬遠され、競争も激化、不漁で魚価まで高騰しさらに売れなくなった。同社は不採算店の閉鎖など行ってきたものの、最近では人手不足まで生じ、業績回復に至らず、今回の事態に至った。