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ホーロー製・ステンレス製キッチン用品の(株)吉安(東京都足立区千住関屋町8-12、代表:佐藤和成)は10月9日、申請処理を荒井清壽弁護士(電話03-3358-2702)に一任して、東京地方裁判所へ民事再生法の適用申請をした。監督員には、三森仁弁護士(電話03-5219-2258)が選任されている。

負債額は約21億円。

同社は昭和16年設立の老舗のホーロー・ステンレス製キッチン用品の販売会社。直営店のほか、小売店、スーパー、百貨店などへ販路を広げ、平成21年12月期には約65億円の売上高を計上していた。

しかし、消費不況から、安価な海外製に市場を奪われ、平成29年期には約36億円まで減少し、百貨店などへの出店コストも嵩み、経営不振に陥っていた。

まだ、多くの売上高がいっぱいあり、また老舗のブランド力もあり、自力での民事再生は可能と見られる。スポンサーがつく可能性もあるが、女性向け雑貨店経営大手などが付けばベストだろうが・・・。

なお、営業は民事再生申請であるため、継続して行われている。