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子どもの結核予防のため乳児を対象に接種しているBCGワクチンを溶かすための生理食塩液から、基準を超えるヒ素が検出され、製造業者の日本ビーシージー製造(東京)が8月からワクチンと共に出荷を停止していることが2日、厚生労働省への取材で分かったと報道されている。厚労省は発覚から約3ヶ月間、ワクチン製造基準を超えていたにもかかわらず、安全性に問題がないとして事実を公表していなかった。

 ごく微量で、この量以下ならば一生の間、毎日注射しても健康に悪影響が出ないとされる国際的な許容量の数十分の1だったため、ワクチンの安全性に問題はないという。
食塩液を入れるガラス製の容器からヒ素が溶け出したのが原因で、11月中に別の容器に取り換えて出荷再開の見込み。
以上、

厚労省はちゃんと公表しましょう。
日本ビーシージー製造は厚労省から2016年4月26日に、発薬生0426第1号に係る業務改善命令を受けており、公表はなおさらのことだろう。
製造業許可において届出されていないエリアでBCG菌の培養を行っていた。

ガラスの製造には代参品もあるが砒素が多く用いられている。砒素は水に溶ける。日本ビーシージー製造は瓶の成分表を事前チェックするなどしなかったのだろう。砒素の溶出により化学反応を起こす可能性や安全に問題があることから、化学や医薬品を扱う現場の基本チェック事項である。
同社は厚労省などの天下りを数多く抱えているのだろう。
最近の天下りは、監督官庁の目がうるさく、上席ではなく顧問などで名目で高給で採用している。さらに子会社や孫会社などで高給採用し、省庁の検査対象から逃れている。
お世話になるかもしれないあの方を公表するわけにはいかない。大臣がカッカして、潰したワクチン会社の例もある。