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経産省が発表した10月の鉱工業生産指数の速報値は、平成27年を100とした指数で105.9となり、前月比で2.9%上昇した。前月を上回ったのは2ヶ月ぶり。

これは、この夏から秋にかけて台風や地震などの災害の影響を受けていた工場や物流網が復旧するなどして、乗用車や液晶パネルなどの電子部品の生産が回復したことが主な要因。

また、年末にかけて災害で滞っていた分の生産が続くとみられることから、今後の主な製造業の生産活動の予測は、今月(11月)が0.6%、来月(12月)が2.2%とともに上昇が見込まれている。
このため、経産省は、企業の生産活動について、「緩やかに持ち直しているものの、一部に弱さがみられる」としていた基調判断を「緩やかな持ち直し」に上方修正した。

生産の上昇業種は、汎用・業務用機械工業、電子部品・デバイス工業、自動車工業等
低下業種は、生産用機械工業、石油・石炭製品工業
以上、