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キッチン扉製造のタタラ(株)(静岡県焼津市藤守112、代表:多々良茂)と関連のタタラ音工(株)(同、同)は10月26日、静岡地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、松田隆広弁護士(電話054-202-6840)が選任されている。

負債額はタタラ(株)が約10億円。

タタラ(株)は平成4年5月音響用キャビネット製造会社として設立、音響用が海外品の流入、小型化、市場縮小などから撤退、その後大手住設会社から受注してキッチンや洗面台の扉を製造していた。

平成25年9月期には約19億円の売上高を計上していた。しかし、受注先が内製化を進めたことから、受注が減少し、自社ブランドを立ち上げたものの、業績悪化を回復させることができず、借入金も大きく、今回の事態に至った。実質親会社で音響製品から撤退しタタラに対して不動産賃貸していたタタラ音工は連鎖した。