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国交省が発表した10月の新設住宅着工は、貸家は減少したが、持家及び分譲住宅が増加したため,全体で前年同月比0.3%の増加となった。また、季節調整済年率換算値では前月比0.8%の増加となった。

1.総戸数
○新設住宅着工戸数は 83,330戸。
・前年同月比0.3%増, 先月の減少から再びの増加。
○新設住宅着工床面積は 6,690千㎡。
・前年同月比 2.2%増, 先月の減少から再びの増加。
○季節調整済年率換算値では 950千戸。
・前月比 0.8%増, 3ヶ月ぶりの増加。

2.利用関係別戸数
①持家(注文住宅)
○持家は 25,949戸(前年同月比 4.6%増, 先月の減少から再びの増加)
②貸家
○貸家は 35,225戸(前年同月比▲7.3%減, 2ヶ月連続減)
③分譲住宅
○分譲住宅は 21,394戸(前年同月比 9.2%増, 3ヶ月連続増)
・分譲マンションは 8,604戸(同14.9%増, 3ヶ月連続増)
・戸建分譲住宅は 12,556戸(同5.9%増, 7ヶ月連続増)

3.地域別戸数
○首都圏
総戸数(前年同月比 5.7%増)
持家(同 8.9%増),
貸家(同 3.5%増),
分譲住宅(同 7.2%増)
うち分譲マンション(同 5.0%増),
うち戸建分譲住宅(同 10.0%増)

○中部圏
総戸数(前年同月比 3.4%増)
持家(同 7.2%増),
貸家(同▲11.0%減),
分譲住宅(同14.1%増)
うち分譲マンション(同70.2%増),
うち戸建分譲住宅(同▲1.2%減)

○近畿圏
総戸数(前年同月比▲5.5%減)
持家(同 7.8%増),
貸家(同▲20.0%減),
分譲住宅(同 8.2%増)
うち分譲マンション(同 6.3%増),
うち戸建分譲住宅(同 9.1%増)

○その他地域
総戸数(前年同月比▲2.7%減)
持家(同 1.6%増),
貸家(同▲10.5%減),
分譲住宅(同 11.9%増)
うち分譲マンション(同36.7%増),
うち戸建分譲住宅(同 1.5%増)
以上、

貸家については、金融庁が金融機関に対して不動産担保貸付を厳格化するよう要請しているが、今年は▲5.1%減で推移している。絞め過ぎてもアカンが、緩めたらスルガ銀行が何行でも発生する時世。ただ、信金からの不動産担保融資が増えているというが、数が多過ぎて、金融庁も調べようがなかろう。

 

貸家の3ヶ年月別推移 賃貸住宅+賃貸マンション+アパート・
 
2016年
2017年
2018年
 
 
対前年
 
対前年
 
対前年
 
戸数
同月比
戸数
同月比
戸数
同月比
1
28,288
5.3
31,684
12.0
28,251
-10.8
2
28,871
12.5
30,842
6.8
29,420
-4.6
3
30,572
1.1
33,937
11.0
29,750
-12.3
1~3
87,731
6.0%
96,463
10.0%
87,421
-9.4%
4
35,504
16.0
36,194
1.9
35,447
-2.1
5
32,427
15.0
32,956
1.6
31,083
-5.7
6
36,910
3.7
35,967
-2.6
34,884
-3.0
4~6
104,841
11.0%
105,117
0.3%
101,414
-3.5%
7
37,745
11.1
36,365
-3.7
35,847
-1.4
8
36,784
9.9
34,968
-4.9
35,457
1.4
9
38,400
12.6
37,521
-2.3
35,350
-5.8
7~9
112,929
11.2%
108,854
-3.6%
106,654
-2.1%
10
39,950
22.0
38,017
-4.8
35,225
-7.3
11
38,617
15.3
37,508
-2.9
 
 
12
34,475
2.2
33,438
-3.0
 
 
10~12
113,042
13.0%
108,963
-3.6%
 
 
年計
418,543
10.5%
419,397
0.2%
330,714
-5.1%