トヨタは中国で、ここのところ大きく販売台数を伸ばしている。中国では今年7月から米中貿易戦争の煽りを受け、マイナス(商用車含む)が続いているが、そうした中で2桁増と際立っている。
米 国市場では、トヨタが得意な大衆セダンがヘコミ、SUV全盛が続いている。トヨタはSUVやP/Uトラックも品揃えしていることから、大きな落ち込みとは なっていないが、それでも1~11月では市場全体が0.1%増のなか、▲0.3%減となっている(ホンダ▲2.8%減、日産▲7.6%減)。
米国の場合、メーカーが有力群雄割拠しており、よほどヒット作を出さない限り大きく伸ばすことは難しくなっている。それも1~11月では、日本勢が得意な乗用タイプが▲13.4%減と大きく落としているが、SUVやP/Uは8.6%と伸ばし続けている。
そうした中、過去トヨタのドル箱だったプリウスが売れず、圧倒的な強さを誇ったカリーナも以前のようには売れていない。
一方、中国では、VW勢とGM(3社合弁含む、商用車含む)が、それぞれ年間販売台数が400万台以上だが、トヨタは大きく出遅れているともいえる。
原因は中国の自動車販売が伸び盛りの時、尖閣暴動が発生、VWとGM、韓国勢が大きく伸ばす中、日本勢が撃沈していたことにより、今の販売台数となっている。
中国でも米国のようにSUVが人気を博していたが、最近では乗用タイプも売れており、トヨタは乗用タイプで中国販売を牽引しているようだ。
モデルは、小型車「カローラ(Corolla、卡羅拉)」、「ヴィオス(Vios、威馳)」、コンパクトセダン「レビン(Levin、雷凌)」、SUV「ハイランダー(Highlander、漢蘭達)」などが好調。大型P/Uトラック「タコマ」は米国から中国へ輸出していたことから、米中貿易戦争の影響を受けている。
トヨタの中国販売台数推移
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トヨタ
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市場
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販売台数
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前年比
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全体
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1月
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127,500
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24.5%
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10.7%
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2月
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76,700
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-6.3%
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-9.6%
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3月
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118,500
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5.4%
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3.4%
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4月
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117,900
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9.0%
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11.1%
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5月
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122,400
|
8.6%
|
7.8%
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6月
|
117,800
|
10.2%
|
2.3%
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7月
|
127,400
|
17.0%
|
-5.3%
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8月
|
133,000
|
22.6%
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-11.8%
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9月
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140,000
|
17.7%
|
-12.0%
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10月
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134,600
|
19.5%
|
-12.9%
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11月1~11
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135,700
|
23.8%
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12月
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10月累計→
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-1.0%
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合計
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1,350,800
|
14.2%
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2013年
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917,500
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9.2%
|
15.7%
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2014年
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1,032,400
|
12.5%
|
9.9%
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2015年
|
1,122,500
|
8.7%
|
7.3%
|
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2016年
|
1,214,200
|
8.2%
|
14.9%
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2017年
|
1,290,000
|
6.3%
|
1.4%
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2018年11月まで
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1,350,800
|
14.2%
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・全体は乗用車の合計の前年比/トヨタは輸入車含む
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