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大阪市は13日、水道局発注の水道管工事で、2012年~17年に工事が完了した1175件の約9割について、土を埋め戻す際に市指定の資材を使用しない不正を確認したと発表した。

指定資材の代わりに安価な資材を使い、差額分で不正に利益を得ていたとみられる。

不正を認めている施工業者は300社以上に上り、市は近く調査結果をまとめた上で指名停止処分とする方針。

市によると、水道管の入れ替え工事は年120件ほどあり、一斉に指名停止処分となれば今後の更新工事などに影響が出る可能性もあるという。

不正が見つかったのは老朽化した水道管の入れ替え工事。

埋め戻しに市指定の改良土を使わず、コンクリートなどを砕いた再生砕石のみが使用されていた。

2017年に外部からの通報で不正の疑いが浮上、市が調査を進めてきた。

大阪市は調査開始時点で施工中だったものを含めて計1445件を調査し、これまでに約1000件での不正が判明した。

市は3月中に全ての調査を終える予定という。

市職員の関与については弁護士を含む外部監査チームが調査を続けている。

以上、

完了検査なども業者任せ、工事現場の進捗写真では判別付かなかっただろうが、職員たちは現場へ足をまったく運ばなかったか、分かって黙認していたのだろう。