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東京国税局は7日までに、建物の解体や造成工事などを手がける東京都国分寺市の建設会社「齋藤建設」と関連の「KS設計」、それに2つの会社を経営する齋藤和憲社長(71)を、架空の経費を計上する手口で4年前から昨年までに2億1000万円余りの所得を隠し、約4900万円を脱税したとして、法人税法違反などの疑いで東京地方検察庁に告発した。

両社は、東京の多摩地区で建物の解体工事や造成工事などを手がけているが、別会社に架空の請求書を作らせて業務を外注したように装い、所得を少なく見せかけていた疑いがあるという。

不正に得た資金は、社長名義の預金や不動産の購入などに充てられていたという。

両社の代表は、修正申告して全額納税したとしている。