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ケーキ屋さんの(株)アトリエリーブ(東京都品川区東大井1-8-3、代表:日比猛彦)は6月20日、東京地方裁判所において、破産他続きの開始決定を受けた。破産管財人には、浅井平三弁護士(電話03-6260-8388)が選任されている。

同社は平成2年10月設立のケーキ屋さん。「Atelier de Reve」店名で百貨店やショッピングセンターへ出店、ホテルなどへも卸し平成21年3月期には約14億円の売上高を計上していた。

しかし、就業者の可処分所得を減らし続けるアベノミクス好景気に消費不況の浸透は続き、高額商品のケーキは売れなくなり、さらに安価なコンビニケーキにも押され、平成30年期には5億円台まで売上高が減少、財務体質も悪化させ、資金繰りにも窮するようになり、今回の事態に至った。

追、ケーキの価格も高くなりすぎている。さりとて安い価格では安物扱いで食べもしないうちから美味しくないという先入観念を持ってしまっている。コンビニケーキブームは過ぎ去ったが、ケーキ屋さんのケーキ同様、美味しいというイメージを宣伝効果で消費者に植え付け、売りに売った。