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既報。女性用ヘアケア用品等の(株)マルコス(東京都港区西新橋2-35-2、代表:小杉敏弘)は8月23日、事後処理を杉山真一弁護士(電話03-3341-5271)ほかに一任して、事業を停止した。

負債額は約31億円。

同社は平成25年1月設立のヘアケア用品・化粧品等の企画・開発・卸販売会社。EC店舗向けに卸販売を行い基盤を作り、その後、全国のドラッグストアなど実店舗向けへ展開させ急成長、平成30年10月期には75億円あまりを売り上げていた。

しかし、実店舗向けを拡充したことから、各地に営業所を設けてきたものの、元々利益率が低く、営業所開設費用や在庫管理費用等も含めランニングコストが大幅に増加しして利益を圧迫、資金繰りを急激に悪化させ、支援する企業もなく、今回の事態に至った。

追、業績も浅く、利益の蓄積も乏しい中、売上至上主義で展開、売上高は急成長させたものの、EC向けから実店舗向けでは、予想できないほどの経費増、ドンブリ勘定が限界に達したようだ。しかし、同社の営業力はすさまじく、利益を乗せる経営を行った場合、民事再生も可能と見られるが・・・。

 

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