「小さすぎる」「いまさら…」などと不評の“アベノマスク”が、全国80のホームレス支援団体などでつくるNPO法人「ホームレス支援全国ネットワーク」(事務局・北九州市)に全国から集まり、生活困窮者や各地の支援団体に届けられているという。
SNS上で「不要なら困窮者に届けよう」という動きが盛り上がり、約6千枚が届いた。
同ネットワーク事務局は「新型コロナウイルス流行の第2波があるかもしれず、マスクは必要だ。今後も送ってもらえると、ありがたい」としている。
「自分が感染するのも不安だし、人に感染させても悪いから気になっていた」
22日、同市小倉北区の勝山公園で、ネットワークに加盟するNPO法人「抱樸(ほうぼく)」(同市八幡東区)が実施した「炊き出し」で、マスクを受け取った男性(70)は笑顔を見せていた。