福岡県高野連は25日、新型コロナウイルス感染拡大で夏の全国高校選手権大会と地方大会の中止が決まったことを受け、記者会見し、独自の代替大会を含め、8月まで全ての主催試合を開催しないと発表した。各県や地方は、代替大会開催を決定してきており、断念したのは全国初。
22日の常任理事会では代替大会の開催を目指して議論した。しかし、感染リスクを完全に払拭できないことなどを理由に、全会一致で実施しないことを決めた。練習試合への3年生の参加は制限しない。
無観客試合での開催も断念した。
福岡県は、北九州市と福岡市の両経済圏があり、両経済圏で感染が発生、まだ新規感染者の発生も小規模ながら続いており、断念したものと見られる。
以上、
25日現在、福岡県の感染者数は672人(再陽性4人含む)、死亡者数25人。
若くても感染死亡例もあり、福岡県のような大規模に発生した県ではまだステルス感染者が水面下に存在し、散発的に感染者を発生させている。感染者の感染経路不明がそうしたステルス感染者の多さを物語っている。
感染者の発生は、3蜜施設に行かない限り、感染者の油断やスキではなく、無自覚の無発症者や軽症感染者のステルス感染者が存在する以上、あらゆるところで人と近接する限り、いつ誰が感染しても不思議ではない。
ステルス感染者の存在は、可能な限り減少させる感染検査を、国=行政が御託を並べ検査のハードルを異常に高くし、ステルス感染者の発掘、隔離をしてこなかったことに起因している。
感染者が大量に発生した自治体にはそうしたステルス感染者が、そうでない自治体に比べ、多く存在し続けることになる。
また、3月末から4月中旬までの感染拡大の大きな原因の一つは、厚労省の杜撰な水際作戦により、新コロナが欧米で猛威をふるいはじめ、大量の日本人帰国者がいたにもかかわらず、3月20日まで入国者帰国者に対して、2週間の自宅隔離もさせず、3月31日までの入管検疫のPCR検査累計数が1580件しかなく、全国に帰郷させたことに起因している。
そのため、日本の感染者のコロナウイルス種が、2月までは中国武漢ウイルス種がほとんどを占め、3月からは欧米武漢ウイルス種に変化していた。
スクロール→
福岡県の感染者発生状況
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福岡圏
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北九州圏
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その他
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5月1日
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3
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0
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0
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5月2日
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3
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0
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0
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5月3日
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0
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0
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0
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5月4日
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1
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0
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0
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5月5日
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1
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0
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0
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5月6日
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1
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0
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0
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5月7日
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1
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0
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0
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5月8日
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0
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0
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0
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5月9日
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2
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0
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0
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5月10日
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1
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0
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0
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5月11日
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0
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0
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0
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5月12日
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0
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0
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1
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5月13日
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1
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0
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0
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5月14日(解除)
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1
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0
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0
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5月15日
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0
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0
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0
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5月16日
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0
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0
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0
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5月17日
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1
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0
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0
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5月18日
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0
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0
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0
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5月19日
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0
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0
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0
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5月20日
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0
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0
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0
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5月21日
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0
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0
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0
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5月22日
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0
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0
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0
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5月23日
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1
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3
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0
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5月24日
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1
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3
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0
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5月25日
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0
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6
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0
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合計
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18
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12
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1
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4月641人
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5月25日現在672人
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