アイコン 参考、COVID-19重症化危険要因 糖尿病、高熱、低酸素飽和度、重度心臓病

Posted:[ 2020年6月14日 ]

糖尿病、高熱、低い酸素飽和度、重度の心臓損傷の4つの症状が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症化と関連があると韓国の大学の医療研究チームが研究報告した。
韓国内のCOVID-19患者が重症化するかどうかを予測できる危険要因を確認したのは今回初。
韓国の嶺南大学病院(大邱市)の研究チームが2月19日から4月15日までCOVID-19患者110人(重症23人)を分析し、6月10日に大韓医学会誌(JKMS)に発表した。



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COVID-19重症予後要因によると、
1、糖尿病
糖尿病を患う患者の48.3%が重症化し、糖尿病のない群では11.11%だった。

2、高熱
体温が37.8度以上の患者群では41.0%が重症化し、それ未満の群では9.9%だった。

3、酸素飽和度
酸素飽和度(血液中のヘモグロビンと結合した酸素量)が92%未満の患者の58.6%が重症化し、酸素量が92%以上の患者は7.4%だった。

4、重度の心臓損傷
心臓損傷の程度を測定する数値(CK-MB)が1ミリリットル当たり6.3ナノグラムを超過した患者群では85.7%が重症化、それ以下の群では31.6%だった。

研究チームは、3から4つの症状が同時にある患者の100%、2つある患者の60%、1つだけの患者の13%が重症化したとし、危険要因に対する適切な評価と綿密なモニタリングが致死率を下げるだろうと述べている。
以上、
ここでは、年齢に関係なく重症化リスク要因を調べている。そのため年齢からくるリスクは捉えていない。2を除く3つの要因は中高年以上に多い。

日本の厚労省と専門家会議は自治体通達により、37.5度以上が4日以上、70歳以上の高齢者は2日以上続き、さらにCTスキャナーで肺に異常が見られる場合のみ感染検査を許可させた。現場の医師から入院するときにはすでに重症化しており、文句を言われ、5月8日に修正している。
70歳未満の人は検査を受けるまでに5日以上、高齢者でも3日以上も高熱にさらされていることになる。
韓国と日本の致死率の大きな違いは100%そこにあるようだ。
致死率は、韓国は2.30(死者数277人)、日本は5.31(同922人)と2.3倍も日本が高い(6月12日現在)。
こうしたことからも、専門家会議の議事録に発言した専門家の名前が記載されない理由になっているものと見られる。専門家メンバーは最初からリスクを考え、発言者の名前を記載しないように政府に申し入れたものと見られる。


 

 


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