グーグルが開発した量子コンピュータはスーパーコンピュータで2万年かかる計算を200秒で計算するという想像を絶する計算速度を誇る。しかし、量子コンピュータを事業空間で利用するにはアルゴリズムとアプリケーション開発により最適化することが必須条件となっている。その開発研究を行うベンチャーが日本にある。QunaSys(キュナシス)は、日本では稀有な量子コンピュータ関連の事業に取り組むスタートアップ企業。量子コンピュータ向けのアルゴリズムとアプリケーション開発を行い、量子コンピュータの性能を最大限に引き出し、量子コンピューティングを産業・社会応用することを目指している。

 

東京大学で機械学習を研究するCEOの楊天任氏と、大阪大学で量子アルゴリズムを研究するCTOの御手洗光祐氏が中心メンバー。

そこに京都大学の藤井啓祐特任准教授、大阪大学の北川勝浩教授、根来誠助教授といったこの分野の専門家を顧問に迎え、2018年2月にスタートした。

昨年11月、グローバル・ブレイン、新生企業投資、ANRIの計3社を引受先とする第三者割当増資により総額2.8億円を資金調達。

2019年12月、IBMとパートナーシップ締結、2020年中にIBMの量子コンピュータ「Q」を日本で運用する予定

2020年4月、JXTGホールディングスと共同で量子コンピュータの実応用発掘の共同研究をスタートさせている。

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会社名

株式会社 QunaSys (キュナシス)

英文名

QunaSys Inc.

所在地

東京都文京区白山1-13-7 アクア白山ビル9F

代表

楊 天任

設立

2018年2月

資本金

3億715万円(資本準備金を含む)

事業内容

量子コンピュータを用いたソフトウェア開発

量子技術関連コンサルティング

 

<メンバー>

楊 天任 CEO

東京大学工学部機械情報工学科卒業。同大学院情報理工学系研究科に入学し、ミュンヘン工科大学マネジメント専攻に交換留学。帰国後QunaSysを創業。

 

御手洗光祐 CSO

大阪大学北川研究室にて量子情報の研究を行い、博士(工学)を取得。博士課程在学中に楊と共にQunaSysを創業。現在大阪大学藤井研究室 助教。

 

松岡智代 COO

京都大学大学院工学研究科材料化学専攻博士課程修了後、Arthur D. Little Japanに入社し、化学・素材・自動車を中心とした製造業に対する新規事業戦略/中長期戦略の策定支援を行う。COOとして、20201月よりQunaSysに入社。

 

中川裕也 Chief Engineer

東京大学理学部物理学科を卒業後、東京大学物性研究所押川研究室にて物性理論物理学・量子情報物理学の研究を行い、博士(理学)を取得。

大手銀行の子会社でクオンツとして勤務した後に、QunaSysにチーフエンジニアとして入社。

 

山本貴博 Engineer

北海道大学理学部物理学科を卒業後、ユタ大学宇宙物理学科にて素粒子理論物理学の研究を行い、Ph.D を取得。

業務用ソフトウェアの開発部門で勤務した後、QunaSysに入社。

 

井辺洋平 Engineer / Quantum Information Evangelis

京都大学大学院理学研究科物理学・宇宙物理学専攻修士課程修了後、証券会社に入社。フルタイムのエンジニア兼量子情報エバンジェリストとしてQunaSysに入社

 

陳家葆(Jiabao Chen):Engineer

南京大学生命科学部を卒業後、沖縄科学技術大学院大学(OIST)量子ダイナミクスユニットにて低温量子システム理論の研究を行い、博士(物理学)を取得。その後20201月より量子情報エンジニアとしてQunaSysに参画。

 

今井 良輔(Ryosuke Imai):Engineer

早稲田大学大学院基幹理工学研究科電子物理システム学専攻にて物性物理学の理論的研究を行い、博士(理学)を取得。同大学院材料科学専攻助教を勤めた後、20202月よりQunaSysにエンジニアとして参画。

 

川久保 亮(Toru Kawakubo):Engineer

京都大学大学院工学研究科原子核工学専攻博士課程研究指導認定退学後、複数の企業でソフトウェア製品開発・webサービス開発に従事。20204月より、QunaSysにソフトウェアエンジニアとして参画。

 

高 翔(Sho Koh):Engineer

東京大学理学部化学科を卒業後、東京大学大学院理学系研究科化学専攻にて博士(理学)を取得。研究室時代では第一原理分子動力学法を用いて強いレーザー場中の分子のダイナミクスについて研究を行った。2020年4月からQunaSysに量子情報エンジニアとして参画。